Bloom of Hedge

自作小説の更新雑記や読書感想・日常メモなど。 拍手お礼・コメントレスは「続きを読む」を押して下さい。

2007/01/22

夜の蝶

先日、調べ物ついでに永井荷風の『つゆのあとさき』を図書館で読みました。
永井荷風の作品を読むのはこれが初めてです。
普通最初は『墨東綺譚』や『すみた川』から読むでしょうが、調べていたのがカフェーの女給関連だったので、まずはここから。
旧仮名遣いだったのですらすらとは読めませんでしたが、面白かったです。昭和初期の銀座の雰囲気が感じられ、結果的にはよい資料になりました。
でも、やたら伏字が多かったのが気になった……。
ほんとに「××が××××××で××××××××」で、なにが何やら。
岩波書店の文庫版なら伏字部分も読めるんだろうか。でも私が読んだのも岩波の荷風全集だったしなあ。
今ならそれほど過激な文章ではないはずだし、発表誌もアングラエロ雑誌(笑)ではなく『中央公論』なので、ちょっと探しに行ってきます。
いざ、秘密の解明へ(笑)。

この少し前に読んだ、広津和郎の『女給』というストレートなタイトルの小説も、たいへん面白かったです。
女性読者がメインの『婦人公論』に連載されていたせいか、やや極端かつ誇張された部分もあるものの、女心の機微をあますところなく書いています。
今で言うところの「銀座のNo.1ホステス」に当たる女給・小夜子がかっこよくて好き。
おかげで女給ものも書いてみたくなりました(笑)。
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Author:絵里衣
オリジナル小説書き。
花魁・女刑事・昭和初期・ヴィクトリア朝などをこよなく愛す。

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